離婚の手続き、公正証書作成

公証人手数料はいくらくらい?

 

 

前回の公正証書作成当日の流れに続き
→公正証書作成当日、公証役場でなにするの?

 

今回は、

公正証書作成にかかる費用

についてお伝えします。

 

公正証書手数料

 

 

公正証書を作成するときには、

公証役場で “公証人手数料”

を支払います。

 

 

 

(弊所にお支払いただく費用の他に)

「公正証書作成にお金がかかります」

とお伝えすると、

 

たいてい

いくらくらいですか?

と聞かれますが、それは、

すぐにはお答えできません。

 

・・・というのも、

公正証書で約束する金額や内容によって

公証人手数料が違う

からです。

 

 

鉛筆とノート

 

ちなみに

全国どこの公証役場で作っても

公証人手数料は一緒です。

(「公証人手数料令」という政令で決まっているので)

 

 

公正証書で約束する金額と

公証人手数料の関係は・・・

 

約束する金額→手数料

100万円以下→5,000円

100万円~200万円→7,000円

200万円~500万円→11,000円

500万円~1000万円→17,000円

となっています。

 

 

具体的に見てみましょう

 

A:毎月2万円の養育費を15年間約束した場合

 

→2万×12カ月×10年=240万円

で11,000円の手数料

※養育費は10年分のみを計算します。

(10年以上の支払いの約束でも)

 

 

B:毎月5万円の養育費を5年間約束し、

財産分与200万円と慰謝料50万円を約束した場合

 

→①5万×12カ月×5年=300万円

で11,000円の手数料(養育費の分)

②財産分与200万+慰謝料50万=250万円

で11,000円の手数料(財産分与と慰謝料の分)

この2つを足して22,000円の手数料

※養育費と財産分与・慰謝料は分けて計算します。

 

・・・といった具合です。

 

 

財産分与

 

公正証書作成当日のお話の中でもしましたが、

「交付送達」「送達証明」

という手続きも行います。

→公正証書作成当日、公証役場でなにするの?

 

「交付送達」「送達証明」の手数料が

それぞれ1,400円、250円です。

 

 

他には、

公正証書の紙代として・・・

原本については、

・4枚までは無料、

・5枚目からは1枚あたり250

が追加されます。

(4枚までに収まるご家庭が多いです。)

 

公証役場で保管される原本の他に、

ご夫婦用の公正証書も発行されますが、

そちらは、1枚目から有料で、

250円×枚数×2人分が追加されます。

 

 

これらを全部足した金額

公証役場で支払う費用です。

 

離婚と戸籍

 

要するに

Aの毎月2万円の養育費を15年間

約束した場合で

公正証書が3枚であれば・・・

①約束した内容に対する手数料11,000円

交付送達1,400円

送達証明250円

④公正証書原本0円

ご夫婦用の公正証書の紙代1,500円

(3枚×2通分)

 

①~⑤を足して、14,150円ですね。

電卓を持った女性

 

 

公正証書作成当日に現金で納めます。

 

もちろんお釣りが出ますので

余裕をもって何万円か持って行って

いただければよいですが、

正しい金額を事前に知っておきたい

という方は、7公証人に

「手数料を教えてください」

と言っておくと

内容を確認した後、教えてもらえますよ。

→「公証役場との打ち合わせ」ってなにするの?

 

 

小学校の入学式

 

これまでにもお伝えしてきましたが・・・

養育費を継続的に受取り続けている

母子家庭が2割と言われている日本で、

養育費の継続的な支払いのために

強い効力をもつ公正証書。

 

こちらもどうぞ。
→公正証書をつくる意義

 

養育費を払わない

 

作成にお金はかかりますが、

その価値は大きいですからね。

 

何もしなかったときに比べて

養育費が2ヶ月分多く支払われれば

弊所と公証役場に支払う費用は

賄われるのでは。

 

 

 

前回は公正証書作成の流れについて
お話しました。
→公正証書作成当日、公証役場でなにするの?



次回は、私の思いです。
「母子家庭なのに」なんて感動ストーリーにされると
「なんか違う」と思います。
→母子家庭ってドラマじゃないし・・・私の想い