子連れ離婚 離婚前 手続き、その他

どんな書面をつくったらいいの?

 

 

 

今日は、

離婚のときにつくる書面について

です。

 

どんな書面を

 

養育費の支払いの約束をしたら

口約束だけにせず、

書面で約束しなければいけない。

 

ということは聞いたことが

あると思います。

 

公正証書までつくるなんて私って

 

以前もお伝えしましたが、

平成23年厚労省の調査時点で

養育費を受け取り続けている母子家庭は、

19.7%しかいないというデータが出ました。

※平成23年度全国母子世帯等調査結果報告(厚生労働省)
 平成23年度全国母子世帯等調査結果報告より
 こちらもお読みください。
 →公正証書について

 

 

口約束だけでは、

養育費の約束をしても

支払いがなくなってしまう

(支払いがあっても金額が減っている)

危険がとても高いのです。

 

そもそも口約束だけでは

「本当に約束をしたかどうか」

すらわかりません。

 

話し合う夫婦

 

ですから、養育費など

離婚後、将来にわたって

お金の受け取りがある場合は

口約束だけではなく、

“必ず” 書面にしましょう。

 

・・・と、ここまでは、

よく聞いていることだと思います。

 

契約

 

・・・で、

“ 書面 ”って具体的に何??

ということですが・・・

 

1、離婚協議書

2、離婚公正証書

の2種類があります。

 

1、協議書

あなたと夫の

2人の間だけで取り交わすもの。

2通作成して

あなたと夫の2人が署名捺印して、

1通ずつ保管するものです。

 

もちろん、口約束よりはよいです。

 

相手に対して

「ほら、こうやって約束したよね」

と言うことはできます。

ただし
 「オマエが勝手に作った書面だろう」
と言われてしまう可能性はあります。

 

裁判のときに証拠にはなるでしょう。

 もちろん、
 「不備なくしっかり作ってあれば」の話です。
 そもそも、なにかあったときに、
 あなたが裁判所にやってまで争うか、
 養育費がなくなって苦しい時に
 弁護士を雇う程の費用があるか
 どうかという問題もありますが。

 

 

ただし、これだけでは

養育費が不払いになったときに

すぐに強制執行ができるというほどの

効力はありません。

 

離婚と戸籍

 

2、公正証書

 

「公証役場」という役場で作成します。

 

公証役場で作成するといっても

実際には、

お二人で合意した内容をまとめて

文案(中身)を作成するまでは

こちらで行います。

 

公証役場で、本文を打ち込み、

専用の用紙にプリントアウトされます。

偽造できないような用紙で

作成されます。

 

 

公証役場で署名捺印します。

 

 「オマエが勝手に作ったんだろう」は
  通用しません。

 

しかも、ここには、

当事者であるご夫婦お二人だけでなく、

公証人という職業の人

も判を押します。

 

 

何年も経ってから

「この約束は無効だ」

「この書面には不備がある」

などと言われるリスクを

防ぐことができます。

 

公正証書の原本は

公証役場に保管されますので

紛失の恐れがありません。

(当事者のお二人には写しが渡されます)

 

また、養育費の支払いが滞ったとき、

公正証書があれば、

裁判をすることなく

強制執行の手続きを開始を依頼できます。

(夫の給料を差し押さえられるための手続きなど)

※もちろん作り方にルールはありますよ。

 

お金

 

 

養育費の約束がある

子連れ離婚の場合は、

公正証書を作成しておきましょう。

 

ただし、公正証書作成には、

公証役場に出頭する必要があります。

(役場なので平日の昼間しか開いていません)

 

公証人手数料も必要です。

(内容によって異なりますが、
 1~3万円というご夫婦が多いです。)
 ※詳しくはこちら
 →公証人手数料はいくらくらい?

 

それでも、養育費の約束がある場合は、

基本的に公正証書をつくるよう、

ご案内しています。

 

慰謝料

 

場合によっては、

公正証書をつくるまでもない場合も

ありますので、

「公正証書を作ってください。」

「協議書で大丈夫でしょう。」

というのは、

個々にご案内させていただきます。

 

パソコン・スマホで好きな時間に相談

 

公正証書の文案も協議書も、

こちらで作成しますので

どちらの場合でも安心してくださいね。

 

是非こちらもお読みください。
公正証書をつくる意義
公正証書までつくるなんて、私ってヒドイ女? 



前回は、公証役場との打ち合わせについて
→「公証役場との打ち合わせ」ってなにするの?
次回は、「離婚」というとすぐに 
「慰謝料」と連想されることについて
 →「離婚」って慰謝料のこと? というお話です。