離婚前の話し合い・親権

「親権」と「監護権」

 

 

今回は

「親権」と「監護権」

についてのお話です。

 

親権と監護権

 

 

ご相談の中で

親権と、もうひとつ、

 “ナントカ権” ってのが

 あるんですよね?

という話になることがあります。

 

 

おそらく親権について調べていく中で

「監護権」

という言葉を見つけたのですね。

 

ブログを開設しました。

 

 

離婚に関する本やネットの記事の中でも、

話し合いが上手くいかなければ

親権を譲って監護権をとりましょう。

などという記載を見ることがあります。

 

女性

 

親権は、「親権」と「監護権」に

分けて考えることができます。

 

 

まず、「親権」について・・・

 

未成年者が法律行為を行うには、

親の同意が必要です。

親の同意を得ないで行った法律行為は

取り消すことができます。

(正確には「法定代理人」の同意ですが)

 

「親権者」は、この

「子どもの法律行為に同意する」

という権利をもつ人です。

 

要するに、

「親権」 は

子どもの財産管理に関する権利義務

のことです。

 

押印

 

 

次に、「監護権」について・・・

 

子どもと一緒に住み、

子どもを世話し、教育する。

 

 

それが「監護」です。

(お子さんが既に
 実家から出ている場合もあるでしょうが、
 住む場所を指定する権利も含みます)

 

要するに、

「監護権」 は

子どもの生活に関する権利義務

のことです。

 

ママと赤ちゃん

 

一般的には、

・財産管理に関する権利義務である親権

・生活に関する権利義務である監護権

この2つを合わせて

 「親権」 と呼んでいます。

 

私が離婚に関する書面をつくるときも

「親権者を××(母親)とする」

と書きます。

 

子供と幸せにくらす母

 

 

離婚に関するネットや本の記載の中には

話し合いが上手くいかなければ

親権を譲って監護権をとりましょう

という意見もありますが・・・

 

何かあるたびに、あなたではなく、

わざわざ離れて住んでいる

父親の同意をもらうこと

 

普段一緒に生活をして

子どもを見ているわけではなく、

それが子どもにとって

どんな意味をもつことか

理解できない父親に

子どもの決断を取り消されてしまう

可能性を残しておくこと

 

私には、それは

子どもにとって

良いことだとは思えません。

 

勉強する女の子とお母さん

 

それに、

親権を主張するような父親であれば、

親権は自分、監護権は妻とした場合、

一瞬はその条件をのみそうになっても、

親権をとったところで

子どもを引き取れるわけではないと

わかれば、

それで納得するとも思えません。

 

料理を作る親子

 

 

特別な事情がない限り、

わざわざ「親権」と「監護権」を

分けて考える必要はなく、

子どもの財産についても

生活についても世話をする人として

「親権者」を考えれば良い

というのが私の考えです。

 

前回は
→相談会のお知らせ
でした。


次回は、
→「養育費はいらないからとにかく離婚して」
という母親へのお話です。